会話が途切れない言葉の選び方!「初対面」でも無理なく会話が続く話し方
■テクニックは不要!会話では気持ちを伝える
言葉にしなくても察することが美徳や文化と言われてきた日本人。「会話を頑張って続けるのが苦手」という人も多いのでは?グッドコミュニケーション代表の野口敏さんは「会話が途切れないことの最大のメリットは、気持ちのキャッチボールができる点にある。気持ちのやり取りがスムーズにできれば、お互いの間に自然と“共感”も生まれます」と話す。
共感が生まれれば、たとえ仕事でトラブルが生じても、「あの人のために協力しよう」と思える。つまり、個人の域を超えて、チームとして実力以上の力を発揮できるのだ。
「相手の気持ちを察する文化が廃(すた)れつつある今、うれしい、楽しい、困った、といった感情を素直に表すことで、お互いを思いやる会話が生まれてきます」
“心のある会話”は、相手を喜ばせるためだけではなく、実は自分のためでもあるという。
「挨拶やお礼といった基本的な会話をはじめ、相手に投げかけたちょっとした温かい言葉が、やがて自分に返ってくるものだと覚えておいてください」
Rule 自然に会話が弾む!
5つの黄金ルール
Rule 1/相手を質問攻めにしない
「5W1H」の質問を矢継ぎ早に投げるより、1つの質問をしたら相手の答えを待つような心のゆとりを持ちたい。次の質問は、相手の答えに絡めた内容がベスト
Rule 2/鉄板の相づちは「でしょうね」
「寒かったでしょうね」「楽しかったでしょう」といった相づちは、会話が広がる鉄板フレーズ。質問されるよりも自由に話題を広げられるので、相手も話しやすくなる
Rule 3/アドバイスではなく共感を
ネガティブな話題や相談事には、相手の話をひたすら聞いて共感すること。自分の価値観を押しつけるのはNG。アドバイスや正論も求められていないことを認識して
Rule 4/言葉だけに頼らず気持ちを伝える
言葉遣いやテクニックばかりに意識が集中すると、肝心の気持ちが会話に込もらず、相手にも「雑な態度だ」と思われてしまうことも。焦らずしっかりと心から話そう
Rule 5/生きた話題を見つける
あらかじめ頭で考えておいた話題では、会話が続かないことが多いもの。今、この場でお互いが共有できることを話題にしたほうが、会話が盛り上がるケースは多い
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